おはようございます。
日米の金利差が拡大しており、ドル円が4/28時点で130円と円安が止まらないですね。
本来であれば、金利を引き上げる必要があるのですが、日銀は「円安はそんな悪くないので金融緩和を続ける。」
と発言しているので、金利の上昇はなさそうです。
なぜここまで金融緩和を続けるのかについて
様々な知見を元に考えていきたいと思います。
日銀が利子を払う立場になっているから。
発行国債の半分を持っているため。(528兆円)
他の銀行からの預金もあずかっているから(541兆円)
桁がおかしくて意味が分かりませんがこれに対する利子を払う必要があるわけですね。
金利が上がると国債の価格は下がる
金利と国債はシーソーの関係があるので、上のような関係になります。
今の国債の利回りが0.226%であり、日銀の指値Opeが0.25%以下にしていることをかんがえると
これ以上高くなると持っている国債の価値が下がり評価損が発生するのでしょうか。
仮に1%の金利の上昇があると数兆円単位での評価損失が発生するようです。
赤字になってしまうんですね・・。
みんなへ払う利子が高くなると困る
日銀は銀行の銀行なので、銀行からのお金を預かり、利子をつけて払います。
金融緩和でお金を市場に出したけど、使い道がなくて日銀へ預けている構図ですね。
もはやなんで金融緩和したのか意味不明の構図ですが、こうなってしまったんですね。
金利を正常化へむけて541兆円に対して1%の金利とすると
5.4兆円利子を払わなければならなくなります。
日銀もそこまで儲かってないので(純利益1.2兆円)
こちらでも思いっきり赤字になってしまいます(笑)
日銀砲はなんとか大丈夫?
日経225ETFの買い入れをしばらく行っていましたが、
(黒田砲・黒田バズーカ、日銀砲など言われているやつです。物騒ですね(笑))
日経平均に連動しているので、日経平均の暴落なんておこるとこちらでも
日銀の評価損が発生するわけです。
恐ろしいですね。
住宅・車ローン上昇で消費の冷え込み誘発
ローン価格上昇では、みんな物を買わなくなりますよね。
また、現状のローン組んでいる方は、支払いが増えるので
消費に回せるお金が減るので、市場へのお金がでなくなります。
旅リハも金利が0.5%程度上昇して支払いの負担がふえています。
給料の上昇率が負けているので去年よりも相対的貧困となります(笑)
円安でインフレも加速
これからますます円安でインフレも加速するはずなので、
(消費者物価指数が0.8%上昇)に対し(企業物価指数9.5%上昇)
今は企業努力で価格を抑えているわけですが、もう無理になって価格転嫁しなければならなくなるはずです。
そうするともはや、買えなくなりますね・・・。
まとめ:もはや詰んでいる日本
日本の国債1000兆円もあるんですね(笑)
国も金利があがると利子を払わなければならないので困るわけですね。
国も、日銀も詰んでいる状態です・・。
金利は上げれないのが正解みたいですね。
円安で生活全般にインフレで国民の購買力低下、企業の競争力低下・・。
日本がもう力を失ってきているのでしょう・・。
そして、いざ投資をしようと思いますが、積立NISAなどの投資も日本ではなく全世界か、ドル建てで全米企業へと流れていく・・。
日本円⇒ドルの流失も止まらなくなりそうですね。
僕たちにできることは、ドル建て資産を半分程度はもって備えることくらいでしょうか。
それでは今日もありがとうございました。
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